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  • 症例6

    32歳から58歳

    主訴  歯肉膿瘍、歯肉出血

     

    数年来、近所の歯科医院で歯肉処置を受けていたが、年に2、3回膿瘍形成を繰り返していた。
    ブラッシングには非常に気をつけていたと言う。

    必須初動準備としての自然良能賦活療法など一連の必要な諸課目を終了した。
    ブラッシングには1回30分以上、夕食後はそれ以上の時間をかけ、2ヶ月後にはほぼ望ましい歯肉形態になった。

    3年後、7年後の写真でも再発もなく吸収も少ない。

    一時期、老父の看病に次ぐ見送りのため疲労が甚だしく、歯肉状態も悪化したが、大過なく回復し、14年を過ごしている。

    養生法として食生活改善、咀嚼法、呼吸法などの生活改善指導を厳重に守り、3ヶ月ごとに自発的に定期受診を受けている。

    1. 初診    1968.6 

            32歳 女性

    2. 3ヶ月後

    3. 3年後    71

    4. 7年後    75

    5. 9年後    77

    6. 10年後   78

    7. 14年後   82 

     歯冠形態修正後2m.

    8. 14年後   82 

     歯冠形態修正後7m.

    9. 15年後   83 

     歯冠形態修正後1y.

    10. 16年後   84

    11. 17年後   85 

    12. 18年後   86

    13. 19年後   87

     

     

    14. 21年後   89

    15. 22年後   90

    16. 23年後   91

    17. 24年後   92

    18. 25年後   93  57歳

     

     

  • 症例7 

     

    他歯科医院で、歯槽膿漏が進んでいるため、下顎7本抜歯と言われた。

    左下4番のみ、舌側転位・歯列外歯のため抜歯。

    初診から1年後、永久固定装置の装着。
    しかし永久固定の効果を期待したとしても、再発すれば存続期間はごく短く数年と思われた。


    徹底したブラッシングだけでなく、補助的に行った食生活をはじめとした諸種の生活改善が相乗効果をもたらし、27年の再発予防を完全に果たし、かつ健康を増進し得た症例である。



    主訴は下顎であったが、上顎前歯には1本義歯が装着されており、不具合で悩んでいた。
    下顎の処置が終了後、経過良好につき2年後に上顎の処置を希望された。

    初診から2年後になり、上顎の治療を開始。
    下の写真は、その治療経過24年の記録である。

     

    初診 1961.7 1929生まれ

           32歳 男性 

     

    18. 19. 上顎治療開始

        1963.  34歳
    20. 21. 上顎前歯永久固定装置
        (犬歯〜犬歯の6本)
    22.   合着前の暫間固定
    23.   合着直後

         1963.  34歳
    24.   合着2年後

         1965.  36歳

     

     

    25.  6年後  1969.  40歳
    26. 11年後  1974.  45歳
    27. 14年後  1977.  48歳
    28. 16年後  1979.  50歳
    29. 18年後  1981.  52歳
    30. 22年後  1985.  56歳
    31. 24年後  1987.  58歳

     

     

    左:処置前

    右3枚:処置後6年、16年、18年

     

    処置後20年

     

     

    32.  14年後  1977.  48歳
    33.  17年後  1980.  51歳
    34.  19年後  1981.  52歳
           歯冠形態修正前

    35. 36. 37.   歯冠形態修正後

     

     

     

    38.  14年後  1977  48歳
    39.  17年後  1980  51歳
     

     

     

    40.  22年後  1985  56歳

     

     

  • 少数歯欠損 K.K.K装置による永久固定

     

    部分床義歯の鉤歯と鉤の関係は、床の維持と鉤歯の保持の2点から論じられ、種々の床維持装置が考案されている。
    しかし一般に、ペリオ罹患残存歯に義歯を装着する場合、鉤歯は連結固定されているのが普通であり、さらに互いの安定のため強固な維持装置が必要になる。


    片山は、Key and Key Way attachment の上に、Pin and Tube appliance の維持と固定力を加味し、しかも Key(レスト部) を Post Inlay 型にして、双歯鉤または単純鉤をつける自家製 attachment を用いる事が多かった(片山式 Key and Key Way attachment)。

     

     

    どちらの症例も、先に説明したパーシャルデンチャー設計の留意点を実行するため、様々な工夫をしています。

    • 歯牙隣接面に接する人工歯並びに床の形態、唾液の流れを阻止しない形、義歯装着のままブラッシングが可能だけでなく、ブラッシングの効果が充分に出るような形になっています。
    • レストは垂直的にも水平的にも保持できるように、太く長く、しっかりと作ります。
    • 鈎の部分はアンダーカットに入れるのではなく、ブレーシングアームとしての機能を持たせてあります。
    • 鈎の部分が突出して、全体として歯冠形態がオーバーカウンツアになるのを防止するため、ミリングを施した歯冠修復物にすることもあります。

    こうして、連結した残存歯に適合良く装着された義歯は、口腔全体として永久固定の役割も担っています。

     

    症例8

     

     

     

     

    症例9

  • 多数歯の永久固定とパーシャルデンチャー

    1.〜6. 初診 1975.11 

        60歳 男性


    某大学病院歯周病科からの紹介
    初診時、下顎前歯にはすでにバルカン固定が施されていた

     

     

    7.   初診
    8.   5ヶ月後
    9.   3年後

            合着前の歯冠形成
    10〜12. 3年後 永久固定装置

     

     

    13.14. 3年後 

       合着前の永久固定装置
     

    15.   3年後 

       合着直後の永久固定装置
     

    16.   3年後 合着後2ヶ月
     

    17.18.  3年後 合着前

     

     

    19.~24. 3年後

     

    25.~30. 3年後


    31.   P.Dの床縁形態の模式図

     

    32.33. 3年後
     

    34.35. 8年後
     

    36.37. 11年後 

    1986年中国での学術調査中に義歯紛失、帰国後再製

     

     

    38.~43. 上顎歯冠修復 63歳

     

     

    44.~48. 上顎歯冠修復 63歳

     

     

    49.〜54. 

    HGPテクニックによる咬合採得

     

     

    55.〜60. 低融銀合金の修復物

     

     

    61.〜63. 永久固定装置合着時

     

     

    60歳から71歳までのレントゲン写真

     

     

  • 症例11

    主訴:口臭 
       43歳〜65歳 男性

     

    上段左 初診 1971
    中断左 1ヶ月後
    下段左 2年後

     

    上段右 25日後
    中断右 1.5年後
    下段右 3年後



    メラニン色素にも注目

     

     

     

    上段左 6年後
    2段左 12年後
    3段左 16年後
    下段左 22年後(65歳)

     

    上段右 10年後
    2段右 14年後
    3段右 18年後

     

     

     

    X線写真

     

    上段 初診    43歳
    中段 14年後 57歳
    下段 18年後 61歳 

     

     

     

    咬耗


    年齢不相応の咬耗は職業上からのものである。
    咀嚼時に不快を訴えたので、一部アマルガム充填を行った。

     

    上段〜2段   2年後 45歳
    3段    8年後 51歳
    下段      14年後 57歳

     

     

     

  • ブラッシングによるクレーターの改善 

     

    症例10

    主訴:歯肉出血、咬合時違和感


    某大学病院補綴科で8年前に装着。
    5年程前から同大学にて歯周病治療のため通院。
    しかし次第に悪化しているように思われたので、転医。

    口腔自然良能賦活療法(oral physiotherapy)によって良好な結果が得られた。

    写真

     

    1.初診   1974(34歳) 女性

    2.3ヶ月後 1974(34歳)

    3.7ヶ月後 1974(34歳)

    4.1年3ヶ月後  

          1975(35歳)

     

     

    この症例の治癒過程のなかで、3ヶ月後の状態は炎症が沈静し、歯周ポケットは一部消退したが、歯間乳頭部はクレーター状に変形している。

     

     

     

    7ヶ月後の状態は、歯肉クレータ状の変形は次第に健康歯間乳頭として盛り上がり、1年3ヶ月後状態まで改善された。

     

     

     

     

    もし、3ヶ月後の状態で、歯肉形成手術を行ったとしたら、歯槽骨形態整形手術が必要であろうし、切除される組織量は多く、したがって、7ヶ月、1年3ヶ月後の状態には決してならなかっただろう。

     

    1年3ヶ月を最後に、夫君転勤のため、転勤先の大学に紹介。
    そこで同様な処置を継続し、その1年後、良好な状態の写真が送られてきた。

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